【残留を掴み取れ】明治安田生命J1リーグ第38節 徳島ヴォルティス×サンフレッチェ広島 プレビュー 

今週は残留に向けた大一番、広島戦。

7年前は何もできずにJ2降格が決まったこと、監督不在で今季が始まったことを考えると、最終節まで残留争いできているのは正直ありがたいことだなと感じている。

残留を果たすには勝利が不可欠。その上で他会場の結果待ちとなる。(細かい条件の説明は省略)

それなら少しでもその確率を上げられたら…という願いを込めて、シーズン最終節にして初めてのプレビュー記事を書こうと決意した。

試合前日から書き始めたのでだいぶあっさりした内容になっているが、お時間のある時にでも読んでいただければ幸いである。

チーム情報

まずは両チームの今の状態をさらっと紹介。

徳島ヴォルティス

  • 2連勝中
  • 湘南戦で内田航平が11ヶ月ぶりに復帰
  • ジエゴが出場停止から復帰
  • 今週はチーム全員で同じトレーニングを行った(負傷者なし)
  • リーグ戦のホーム最終戦は直近4年負けなし(3勝1分)

サンフレッチェ広島

  • 直近5試合勝ちなし
  • FC東京戦で柴崎、野上が負傷交代。
  • 負傷者:森島、長沼、ドウグラス・ヴィエイラ
  • 直近10年のリーグ最終戦の成績は7勝1分2敗と好成績(チャンピオンシップ・天皇杯・CWCは除く)

予想スタメン

徳島のLSBは田向?ジエゴ?

4-3-3のフォーメーションで2連勝と結果が出ているだけに、徳島サポが気になるところは「左サイドバックは誰が出るのか」ではないだろうか。

前節の湘南戦では、出場停止のジエゴに代わって田向が先発を果たした。22節清水戦以来の出場となったが、ミスがほとんどなく、安定したプレーで勝利に貢献した。

ここにきてサイドバックの駒が1枚増え、ポヤトス監督もどちらを使うか頭を悩ませているだろう。(そうであってくれ)

私はフィジカル面で優位に立つジエゴがスタメン復帰すると予想したが、田向の安定したプレーも捨てがたい。どちらが出ても勝ってくれれば何の問題もないのだが。

もしジエゴがスタメンだった場合は、大ポカしないようにみんなで祈りましょう。(笑)

負傷交代の野上は徳島戦に間に合うのか

沢田体制となってから未だ勝ちのない広島。前節のFC東京戦は先制しながらも終盤に逆転を許し、ホーム最終戦を勝利で飾れなかった。

そのFC東京戦で柴崎と野上が先発出場しながらも負傷交代。特に野上は今季37試合に出場(先発34)。荒木、佐々木と共に不動の最終ラインを支えてきた。

仮に野上がスタメンを外れるということになると、誰がCBに入るのかという問題が浮上する。

最も可能性が高いのは、前節ボランチで先発した塩谷を1列下げて起用するという方法になるだろうか。

徳島県小松島市出身の彼は、今季途中に古巣である広島に帰還。当初は出場機会に恵まれなかったが、34節鹿島戦で今季初出場。

以降はボランチや3CBの一角として出場を続けており、野上が出られなくなった際にも難なく対応してくる可能性が高い。

対広島の攻略ポイント→3CBの1枚を引っ張って裏のスペースを狙う

今回のプレビューの目的は広島に勝って残留できる確率を上げることを願ってのもの。

ということで、広島の直近3試合をDAZNでフルタイム観戦して攻略の糸口がないかを探してみた。

すると、敗れた清水戦、FC東京戦で似たような形で失点をしていることが分かった。(本当はもう少し見つけたかったけど、まだまだ未熟者なのでお許し下さい…)

それは、CBの裏のスペースを突かれての失点である。いくつかの事例を使って解説していく。

清水戦:失点シーン

注目していただきたいのは、ポスト直撃のシュートを放った鈴木唯人(清水23番)がボールを受ける直前の場面。

広島は前線の3枚を中心に前から積極的にボールを奪いに行くのが特徴。

また、相手CFへの縦パス・ロングボールに対して3CBの1枚がタイトに行くということも試合を振り返って把握することができた。

その特性を逆手にとって清水がチャンスをものにした格好となった。

この場面で広島側に起こったミスは3つ。

  1. 茶島(25番)のパスコースの切り方が悪い
  2. 中盤に下がろうとした西澤(清水16番)に釣られるように、佐々木(19番)が3CBの間のスペースを空けてしまう
  3. 鈴木唯人の裏抜けに対して、青山(6番)が対応できていない

特に佐々木は、西澤のマークにしっかりついていくというわけでもなく、ズルズルとついていくようにして中央を空けてしまっているように感じる。

FC東京戦:失点シーン

続いては前節FC東京戦の失点シーン。

敵陣深くでFC東京のスローインから再開したシーン。

スローインのリターンを貰った東(東京10番)がフリーの状態で広島ペナルティエリアのポケット部分に浮き球のパスを出す。青木(東京21番)の飛び出し、東からのパスをスルー。最終的にアダイウトン(東京15番)が押し込む形となった。

この時、広島は東(24番)が高萩(東京8番)のマークに入っていた。また、佐々木(19番)は内田(東京14番)のケアを行っていた(ように見える)ので、ポジションを動かすことは難しかったはず。

となると、広島の問題点は以下の通り。

  1. 東(東京10番)へのアプローチは?
  2. 3CBの間のスペースは誰が埋めるのか?青木のケアは誰が行うの?

東に対しては、エゼキエウが遅れてアプローチに行ったものの、それはプレッシャーにはならず。いい状態で危険なエリアにボールを出されてしまった。

また、青木の飛び出しに対してハイネル、荒木が対応しに行ったものの、後手を踏む形となってしまいボールに触ることができず。最終的にアダイウトンのところまでボールが流れ着いてしまった。

広島の問題点(まとめ)

ここまで簡単ではあるが、広島の直近2試合の失点シーンを簡単にではあるが説明させていただいた。(分かりにくい説明で申し訳ない)

広島の守備の問題点のまとめとしては、以下の2点。

  1. 前線の守備の精度(パスコースを切れていない等)
  2. 3CBの間のスペースを誰が、どのように埋めるのかが明確でない

2番についてはここ2試合で立て続けに失点に直結しているので、清水・FC東京の分析担当はこの部分を見逃していなかった可能性が高いと考えても不思議ではない。

徳島のキープレイヤー:鈴木徳真・藤田譲瑠チマ

こうなってくると期待せずにはいられないのが、インサイドハーフを務める2人。

元々ボランチを務めているだけあって空間把握能力には優れている(と思っている)。さらに両者ともミドルシュートなど攻撃的な部分でもいい所を持っている。

垣田のポストプレーや、宮代がライン間でボールを受けた時には積極的にペナルティエリアの角を突いて、決定機を演出してほしいというのが私の願いである。

最後に~自分たちを信じよう~

先日のヴォルティススタジアムに掲載されていた偉大なるカピタンのインタビューから。

一番大事なことは勝点3を取り急がないこと。然るべき時にはゴールに向かう勇気が必要ですが、そのタイミングを見誤らないことが重要だと思っています。適当に前に蹴る選択を増やすと自分たちらしいゲームにはならないですし、結果として勝点を奪える確率は低くなります。

【MDPインタビュー】岩尾憲「胸を張ってシーズンを終えられるよう開幕からの妥協なき戦いに間違いがなかったことを勝って証明したいと思います」より引用

相手の結果次第で残留が決まるので、どうしても他会場の結果がちらついてしまう。

状況によっては一刻も早く得点を取らないといけなくなるかもしれない。ただ、それは徳島の得点が、勝利が遠ざかるものになると心に刻まなくてはならない。

途中経過で一喜一憂している様子が観客席から選手に伝わってしまい、焦りに繋がってしまわないかということを私は危惧している。

今季徳島がずっとやってきたのはなるべく早く点を取るサッカーではない。最後に笑うサッカーである。

選手たちはきっと最後の最後までいつも通りのサッカーをしてくれると思うので、攻め急げという雰囲気をサポーターが作ってしまわないように気を付けたい。

我々サポーターは他会場の相手に神頼みするのではなく、目の前で起こっている徳島のサッカーを信じよう。

選手たちを、監督・コーチ・スタッフ陣を、何より徳島ヴォルティスを信じよう。

「信は力なり」結果はきっと付いてくる。

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